2011年01月20日

地場ビルダーのブログのキーワード?  もっと情報発信を (続)


(大寒の入り。北国では雪が舞っています。名古屋以西も先日まで雪模様。ところが東京はカラカラに乾いた晴天続き。散歩の途中には紅梅、白梅、蝋梅が今を盛りと競演中。目の保養になればと掲載・・・)

P1040006.JPG

P1040011.JPG

P1040017.JPG


さて、「ブログへ記事を継続的に投稿して、キーワードのクモの巣を張る」 という難問に挑みましょう。
このテーマは、ブログ数が少ないビルダーの方に、観念的に説明してもなかなか理解していただけない。
たまたま私のブログで、著者の指摘する問題点が浮き彫りに・・・。
そこで、私のネット経験を通じて、問題点を掘り下げてみることにしました。
ただし、私はネットは素人なので、勘違いを犯しているかもしれません。
その点は前もってお断りしておきます。

会社を辞めてからの私のネットは、かつてのような商売気がなくなった。
なんとか100以上のアクセスが欲しい。早く200以上、あるいは300以上にしたいとう動機が薄れたから。
この2〜3年間は、私のホームページを訪れる人は平均して日に120〜160人。訪問回数にして約200前後というところ。
「いい家が欲しい」の投稿が閉鎖されたひととき、常連の投稿マニアの錚々たる論客が、私のホームページへなだれ込んできた。
私のホームページに、日に300人以上もが訪れるという珍現象が続いた。

家を新築した人は、その経験を語りたい。多くの失敗例や成功例を話し合いたい。
その気持ちはよく分かるし、語ることは非常に大切。
しかし「いい家か欲しい」と、私のホームページとでは目的が異なる。
私がホームページを開設した目的は !?
それは、日本の住宅を最低限R-2000住宅以上の性能レベルにしたい。
そのために、頑張っているビルダーの皆さんを応援したい。
消費者の皆さんにはそういった家造りを目指して欲しい。

それが最近では、R-2000住宅ではなく、
Q値が1.0W以上の性能住宅を目指すべきだと考えが変わってきています。
高性能なサッシ、熱回収換気システムの入手に、やっと見通しが得られてきたから。
Q値が1.4WのR-2000住宅の予算に、若干上積みするだけで1.0W以上の性能が得られる。
30%以上の性能アップが、現実のものになりつつある。
大手のプレハブ住宅並みの予算を用意いただければ、
除加湿機能付きセントラル空調換気システムで、Q値0.9Wの住宅が間違いなく可能に。
これは、消費者にとっては大きな福音。
だからといって、いきなりQ値が0.6Wのパッシブハウスを求めるのは考えもの。
資材業者やビルダーに泣いてもらえば、実質坪100万円強のパッシブハウスを、坪80万円程度で入手することが例外的に可能。
しかし、これは下職虐めと同じことで、産業人がやるべきことではない。
単なる見世物づくりでは、世の中は変わらない。
とりあえずは高性能なサッシや高熱回収換気が入手出来るシステムを完成させ、
坪60〜70万円台でQ値が0.9Wの住宅をコンスタントに建てられるビルダーを育てること。
札幌や帯広では、すでにQ値が0.8W前後の住宅を、
坪50〜60万円台で供給できるビルダーが、10社近くも育ってきている。
実績を積み重ねてきている。
こうしたビルダーがもっともっと出現することに力を貸し、世の中の関心を集めてゆくことが私の仕事。

そして、世の中がここまで進歩しているのに、個別エアコンの低性能住宅しか売っていないプレハブメーカー。
私は彼らを犯罪者だと考えている。
住宅の寿命が50年から100年以上と長いことを考えると、
いま直ぐにQ値が1.0W以上の性能住宅を建てないと、
熱性能の悪い新築住宅は、たった10〜20年で価値のない中老古住宅、 要介護住宅になってしまう。
築後、18年を経過した先覚的な考えを持ったOBの邸宅を、先週訪れてきました。
次世代省エネ基準を大きく上回っており、当時としてはトップレベルの省エネ性能を誇った家。
だが、ペアサッシにガタがきていて、「やはりヨーロッパのように内側に引いて取換えられるサッシを選んでおくべきだった」 と痛く反省させられた。
20年も経たないのに、「要リフォーム住宅」 になってしまい、
しかもサッシのリフォームが簡単に出来ないという怖さと無情さ。
これほどの資源と資産のムダ遣いはない。

こうした問題意識に追われていると、プレハブ住宅に毛が生えた程度の住宅の自慢話を、
フォーラム欄で滔々と語られると、私は我慢が出来なくなる。
「どうぞ別のネットへ移ってください」 と言いたくなり、意識的に締め出させていただいた。
つまり真面目に、真剣に考える人の意見なら、反対意見を含めて大歓迎。
また、初歩的な質問には嬉しく対応できる。
だが、ためにする議論はこっそり消却させていただく。この方針はこれからも不変。
アクセスの数よりも質。 
私のホームページは、リフォームを含めてQ値が1.0W以上の性能住宅を支持する人のフアンクラブ化して行きたい。
早い話が、今まで以上に対象を絞り込むことになってもよい。

地場ビルダーにとっては、このお客の絞り込みこそが最重要課題だと口が酸っぱくなるほど言ってきた。
ブログを書くのは、やたら対象を広げて扱い商品を増やすことではない。
ローコスト住宅まで手掛けることではない。
全ての消費者を相手にしょうなどとは、絶対に考えてはならない。
わが社はこんな耐震、防火、省エネ、遮音、耐久、快適性能を持った住宅を、
このように美しくデザインされ、インテリアコーデネィトされたセンスで、
この価格で提供したいと努力しています!!   とまず宣言する。
そして、私どもの考えに賛同して頂けたお施主さんがこれだけ居られ、
このようなナマの感想を頂いています。
もし、私どもの言うことが信用出来ないなら、
ジカに施主さんを訪ねて実際の建物を見、価格と本音を聞いてください。
とは言っても、赤の他人に家の中を見せ、プライバシーを公開してもらうのですから、
お客様も裸になって自分たちのプライバシーを公開し、お施主の懐の中に飛び込んで下さい。
そうした努力をしない限り、本音の情報は絶対に聞き出すことは出来ません。

こうした舞台を用意した上で、ビルダーには自社にフィットするお客を選別する権利がある。
プライバシーを交換が出来る価値あるお客を、ネット上で絞り込んでゆく。

何のために頻繁にブログを書くのか?  目的は2つある。
1つは、世間にはわが社の実力を知らない人が多い。
地場で商売をやっている人なら、ある程度の情報は自然に集まる。
しかし、サラリーマンだと地場ビルダーの情報はなかなか入手出来ない。
そういった不特定多数の人にわが社を知ってもらい、
その中からわが社にフィットするお客を選ばせてもらうため。
より広くわが社を知ってもらうために、
ECスタジオなどプロの力を借りて検索エンジンの登録代行をやってもらう必要があろう。
私は検索エンジンに疎く、その効果のほどがよくわからない。
しかし5万円ではなく5000円でOKというから、試してみる価値はありそう。

ブログを書くもう1つの目的は、元気に頑張っていることをOB客に伝えるため。
ほとんどのビルダーのブログは、OB客用。
これはこれで非常に重要な役目を担っている。
なぜなら、紹介客の多寡は、OB客の満足度に比例しているから・・・。
大切な自分のOB客に対し、最低の条件として月1回はブログを発信し、
安心感と満足感を味わっていただく義務と責任が、全てのビルダーのトップにある。
それを果たせないトップは、トップの座を降りるべき。

さて、検索エンジンを登録したとしょう。
その上で、新規客をゲットする 「キーワード」 をクモの巣のように張り巡らしてゆくべきだと言うが、
どこから どのように手をつけたらよいのか?

貴社の社名を知っている人は、社名さえ入力すれば、簡単に貴社にたどりつける。
社名も知らない人は、どのようなキーワードに反応するのだろうか?
著書を読んで、私が最初にやったことは、仲間の間で普段使っている言葉が、ネット上でどれくらい使われているかを調べる初歩的な調査。
例えば、『COPの優れたセントラル空調換気システムのモデルハウスが完成。太陽光発電も搭載』 という長ったらしい題名のブログを書いたと仮定しょう。
ポイントになるキーワードは、「COP」  「セントラル空調換気」  「モデルハウス」  「太陽光発電の搭載」 の4つ。
これらのキーワードに、それぞれどれくらいの検索数があるのだろうか?
正直なところ、今までこんな面倒なことは考えたことがなかった。
その気になって、「Google」 で調べてみた。
そしたら、普段私どもが使っている言葉で、100万以上もの検索数があったのが14もあり、10万以上を含めるとなんと33語にも及んだ。

(1) COP                 5,960万
(2) 10年保証住宅           698
(3) 200年住宅              486
(4) 輸入住宅               479
(5) デザイン住宅            431
(6) モデルハウス            314
(7) 注文住宅               292
(8) 太陽光発電搭載住宅        221
(9) セントラル空調換気         215
(9) IHヒーター              215
(11) FPの家               203
(12) エコハウス             173
(13) 長期優良住宅           162
(14) 耐震住宅               152
(15) ヒートポンプ               98
(16) 高断熱住宅              50
(17) 無垢材の家              48
(18) オール電化住宅           45
(18) 高気密住宅              45
(20) 完成現場見学会           41
(20) 高気密高断熱住宅         40
(22) デザイナーズ住宅          36
(23) ローコスト住宅           28
(23) 超高断熱住宅            28
(23) R-2000住宅             28
(26) CO2削減住宅             27
(27) スーパーウォール          26.6
(28) 省エネ住宅              26
(29) 金物工法                17
(30) ツーバィフォー工法          16
(31) 健康住宅                13
(32) OMソーラー              12
(33) パッシブハウス            10

これは、どこまでも私が思いついた項目を検索してみた結果。
ここで、先に挙げた4つのキーワードを見ていただきたい。
なんとCOPはトップで5,960万、セントラル空調換気は9位で215万、モデルハウスは6位で314万、太陽光発電搭載は8位で221万もの検索数。
地場ビルダーのアクセスの少ないブログ上に、こうした検索数の多い文字をいくら並べても、砂丘に置いた一粒の砂に過ぎない。
消費者の目に止まることはない。
検索数の多い言葉、つまり分母が何十万と大きな言葉をブログの見出しに選んだら、
ほとんどヒットしないと考えるべき。
検索エンジンをやたらにつければ別だろうが・・・。

私は気が短いせいか、例えば「省エネ住宅」 を開けた時、内容をチェックするのは最初の5ページまで。
よほどのことがない限りそれ以上は開かない。
つまり、最初の50項目までに入っていないと、どんなに「省エネ」 「高気密」 「ツーバィフォー」 というお題目が並んでいても見ない。
つまり、クモの巣にはなってくれない。
もっと分母の少ない言葉で、上位50位内に入る言葉を選択してゆくべき。
何しろ、上記の33項目のうち、私のブログ・関連記事が50位以内に顔を出していたのは「R-2000住宅」だけ。
トップページで8件、上位50のうちで17を占めていたのには、我ながらびっくり。
それ以外では 「パッシブハウス」 でS邸の1件が引っ掛かっていただけ。
パッシブハウスという言葉は、ビルダーにとって何一つクモの巣の役割を果たしてくれない。
これからは、この言葉を出来るだけ使わないようにしてゆく。
まして、「高気密高断熱住宅」、「無垢材の家」、「長期優良住宅」、「10年保証住宅」など40万件以上の検索数がある項目では、カスリもしない。
まさに大海の一滴。

そこで視点を変え、私のブログ・関連記事がトップページに入っているのは、
つまり10位以内に入っているキーワードはどれくらいあるかを探してみた。とりあえずの結果は以下。
この中で、「ツーバィフォー」が同時1位で、トップページに8件もあるのには訳がある。
正式な名称は「ツーバイフォー」で「イ」が大きい。これだと16万もの検索があって目立たない。
そこで、あえて私の場合は「ィ」を小さくした。
そしたら検索数は1000と激減し、なんと上位50のうち私のブログ・関連記事が半分の26を占めている。
16万の「イ」で埋没するより、お客が間違えて「ィ」で検索してくれた場合は私のブログの天下。
こんな小細工が、これほどまでに有効だとは知らなかった。
                             (おおよその検索数)
(1) R-2000住宅                8   (275,000)
(1) ツーバィフォー               8    ( 1,000)
(3) U値が1.0Wを上回るサッシ      5    ( 9,000)
(3) Q値が1.0Wを上回る住宅       5   ( 36,000)
(5) Q値が0.8Wを上回る住宅       4   ( 19,000)
(5) Q値が0.6Wを上回る住宅       4   ( 17,000)
(7) セントラル空調換気高気密住宅     3    ( 5,000)
(8) 熱回収率90%の熱交換機         2   ( 63,000)
(8) 超高気密住宅                 2   ( 69,000)
(8) 杉山英男先生                 2    ( 5,000)
(11) 高気密健康住宅               1   (105,000)
(11) アースチューブ               1   (243,000)
(11) 学術会議セミナー             1   (140,000)
(参考) 鵜野日出男               10    (3,700)

ここであえて私の名を参考として出したのは、
調べているついでに、私の知っているビルダーのトップ30人の名前をネットで検索してみたから。
その結果、同性同名の数ある名の上位50の中に、ビルダーのトップの姿がなかった。
唯一、北洲ハウジングの村上社長のpdfが20位ぐらいに入っていただけ。
これは大問題だと思う。
地場ビルダーで、最大の売り物はトップであらねばならない。
ほかにそれほどの売り物がないではないか。
それなのに、どのトップも広告塔として果たすべき、最重要な役割を果たしていない。
名誉欲とかなんとかという古い価値観にかこつけて、トップが自社のPRをサボっている。
伸びるベンチャーは、全てトップが広告塔になって最前線を走っている。
ソフトバンクの孫社長、ユニクロの柳井社長、楽天の三木谷社長・・・。
ちなみに 「孫正義」 の名を検索すると、どれくらいヒットするかを Google で調べていただきたい。
彼らは名誉欲のために表面に立っているのだろうか?
表面に立てば立つほど批判の矢は飛んでくるし、私生活を厳しく自制しなければならない。
いや、私生活がなくなる。
しかし彼等は、広告塔として涙ぐましいほど会社を売りまくる最高の営業マン。
ネット時代では、広告塔になれないトップは、トップとしての資格がないとさえ言えるのだと思う。
そのことも踏まえて、社長のブログを中心に貴社のホームページを全面的に見直して欲しい。

話は脱線したが、上の表から次のことが言えるのではないかと思う。
ブログの見出しを、『17日にツーバィフォーの完成現場見学会を開催』 と書いたら、既にわが社を知っている人しか来場しない。
これにヒネリを加えて、『Q値0.9Wの超高気密現場見学会』 とか 
『薪ストーブのあるQ値1.0Wのツーバイシックス現場見学会』、あるいは 
『U値0.8Wのサッシと90%の熱回収換気を備えた現場見学会』 と分母を小さくしたら、
未知の客がゼロではなく1〜5人ぐらいは来てくれる可能性が大。
そのお客こそ、セグメントした大切なお客。
ということは、会社が常に新しいことにトライをしていないと、魅力的なキーワードが出てこない。
新規客の開拓とか潜在客の顕在化には、「消費者にとって今までになかった魅力を感じさせるキーワードが必要」 ということを肝に銘じたい。

いずれにしろ1週間前に気付かされて、「キーワード」 の試乗を開始したばかり。
現場見学会の見出し1つにも注意して、クモの巣になるキーワードを用意してゆきたい。
そして、そのほかのブログを書く時も、まず見出しのキーワードから考えるクセを付けたい。
それと、整理して保存することの大切さ。
今まで、私の「ネットフォーラム」は、時間がくれば消える書き捨てにしていた。
昨年末から保存版を設置したら、あちこちに顔を出して巣造りを始めている。
今までは大変にもったいないことをしてきた、と猛反省しきり。
そして、「キーワードのクモの巣を張る」 とは、私の場合は巣にかかりやすいように、
「出来るだけ尖がった言葉を選んでゆく」 ということでもあるようだ。
しかし、地域を限定しなければならない地場ビルダーのブログの場合は、
私の経験はどこまでも参考にとどめておかれる方が賢いと思う。

いずれにしろ、社員以外で毎日50〜70人の訪問客があるホームページ造りを目指すには、
つまり最良の営業マンとして、ネットに大活躍してもらう には、
やらねばならないことが無限にあることが分かってくる。
大変だけれども、逆に言えばビジネスチャンスがそれだけ大きいと考えるべきだろう。




posted by uno at 19:41| Comment(0) | 経営・ビルダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。